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#clipmycolor#8「伊東屋と青」

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お気に入りの色を"clip"する「#clipmycolor」
「色彩屋さん」を目指す伊東屋が、そのシーズンで選んだテーマカラーについてのこだわりをインスタグラムやコラムを通してお話しします。

第三弾は「青」がテーマ。
伊東屋のコーポレートシンボルであるレッドクリップから、伊東屋といえば「赤」を連想する方も多いかもしれませんが、以前は名刺に入るロゴや紙袋も青を基調としていた時代がありました。

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実は「青」という色は、伊東屋と何かと縁のある色なのです。

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◆追い求めた青

人々にとって「青」は憧れの色。
この色の歴史は発見と探求に満ちています。
人類を魅了し文化の発展に影響を与えた、そんな青のお話をいくつか。

|世界を広げる青
かつてこの色は黄金より高価だったとか。
中世ヨーロッパでは、青い絵の具の原料にラピスラズリ鉱石が使われていたのですが、海外にしかない貴重な素材だったため、手に入れるにも時間とお金が必要でした。海の向こうからやって来るその青を、人々は畏敬の念を込めて「ウルトラマリン」(海を越える青)と呼びました。その後、高価なウルトラマリンに代わるものとして「コバルトブルー」が人工合成によって開発されました。こうして世界中のアーティストが安定した品質の鮮やかな青を手に入れ、自由に表現できるようになったのです。

|不可能を可能に
青は再現の難しい色として有名です。
元々自然界に存在しない青いバラ。長年世界中の研究者がその開発に粉骨砕身しました。嬉しいことに、遺伝子組み換えによる世界初の青いバラを生み出したのは日本の技術。花言葉は「不可能」から「夢かなう」に。挑戦し続ける人々に大きな希望を与えました。

追い求めるにふさわしい、ロマン溢れる色、それが青。
もちろん、伊東屋も例外なく...。

◆伊東屋と青

オリジナルブランド「COLOR CHART(カラーチャート)」より、去年11月に発売した新しいカラーシリーズ。その中の一色「トレンチブルー」は長年伊東屋が目指していた青を実現した特別な色です。

20210831_cmc8blue_2.jpg

"海溝の奥にひろがる揺らめく幻想的な光景に、インスピレーションを得たスモーキーなネイビー"
見れば見るほど奥行きを感じさせる、透き通っていて深い、少し紫がかった紺。
イタリアなどヨーロッパでよく見られる美しい革の色を追求しました。

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「ITO-YA100th」の文字がキラキラと輝く、特別に作られた青いイートンペンシル。
2004年、創業100周年の記念商品にはいくつかの美しい青の筆記具が並びました。

一部の記念商品はお付き合いの深いメーカーさんからお声かけ頂いてできたもの。
お客様はもちろん、会社同士のご縁も大切な財産です。

「どんな色を作ろう」
これからも伊東屋は色をカタチにしていきます。

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次回はテーマカラーを新たに、見ているだけで元気がもらえる「黄色」についてお話しします。

伊東屋公式インスタグラム(@itoya_official)では、伊東屋を訪ねてくれるお客さまと、色彩にときめく気持ちを分かちあえたらと思っています。ハッシュタグ「#clipmycolor」を使って皆さまの好きな「青」、好きな「色」を私たちに語って下さいませんか?

過去の記事はこちらからご覧いただけます。
>#clipmycolor #5「伊東屋とピンクの小物」
>#clipmycolor #6「書く、青」
>#clipmycolor #7「夏を楽しむ青」