#clipmycolor ＃6「書く、青」

お気に入りの色を"clip"する「#clipmycolor」
「色彩屋さん」を目指す伊東屋が、そのシーズンで選んだテーマカラーについてのこだわりをインスタグラムやコラムを通してお話しします。

第三弾は「青」がテーマ。
知的、誠実などの印象を与える青は、好む人が多く嫌う人が少ない色。多くの会社のコーポレートカラーに使われるなどビジネスシーンで人気の色でもあります。

今回は「書く」時を美しく彩ってくれる青についてお話しします。

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万年筆インクで「青」は避けては通れない色。

定番の「ブルーブラック」、人気の「ロイヤルブルー」
どちらも文字に知性と気品漂う華やかさを添えてくれます。

万年筆インクの中でも特に多い青系のバリエーション。
何度も書き比べては、それぞれ絶妙な色加減の中から自分にとっての「至極の青」に辿り着く作業は、とても難儀だけれど趣のあるもの。インク愛好家の中には「インクは青系しか使わない」という人もいるほどです。

落ち着いた印象のあるこの色ですが、人を静かに熱狂させてしまう「青」のパワーとは。

◆まっすぐな気持ちを伝える色

宝石サファイアの深みのある青は「揺るぎのない心」の象徴とされています。
また、「青」が登場するこんな四字熟語があります。

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冬夏青々(とうかせいせい)

どんなときも変わらない固い信念のこと。
固い信念を一年中緑色の葉をつける常緑樹にたとえたもの。

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清々しい程に、一途に、真っ直ぐ。
「青」にはそんなイメージがピッタリ。

この色で文字を書くと気持ちや考えがストレートに紙に落ちて、言葉に深みや説得力が乗るような気がします。

◆アイデア冴えわたる色

私たちのいる地球は「青の惑星」と呼ばれることがあります。
空や海、青は世界の多くを占める色。

青いものを見ていると気持ちが落ち着くのは、潜在的に私たちがこの色を、最も古くから近く親しみのあるものだと思っているからなのか。

同時に、辿り着けない最深の海、手を伸ばしても掴めない高く広い空。
不思議で神秘的で未だ謎多き青は、創造力や知的好奇心をくすぐる色でもあります。

さぁ、ペンと紙を持って。

青いインクで書いてみれば、気持ちも落ち着いて頭の中がクリアになったり、海や空のように制限のない自由な発想が生まれてくるかもしれません。

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次回は、清涼感あふれる「夏を楽しむ青」についてお話しします。

伊東屋公式インスタグラム(@itoya_official)では、伊東屋を訪ねてくれるお客さまと、色彩にときめく気持ちを分かちあえたらと思っています。ハッシュタグ「#clipmycolor」を使って皆さまの好きな「青」、好きな「色」を私たちに語って下さいませんか？

過去の記事はこちらからご覧いただけます。
＞#clipmycolor ＃3「伊東屋と身に着ける赤」
＞#clipmycolor ＃4「伊東屋と様々な表情を見せるピンク」
＞#clipmycolor ＃5「伊東屋とピンクの小物」