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#clipmycolor #2「伊東屋と魅せられる赤」

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お気に入りの色を"clip"する「#clipmycolor」
「色彩屋さん」を目指す伊東屋が、そのシーズンで選んだテーマカラーについてのこだわりをインスタグラムやコラムを通してお話しします。

12月~2月のテーマカラーは「赤」

第二弾では見る人を魅了する赤をご紹介します。
赤とひとくちに言ってもその表情は様々。活発で明るい印象を与えたり、苛烈なイメージを背負ったり、個性豊かな赤があります。

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◆色の揺らぎを楽しむ

ROMEO No.3の「イタリアンレッド」は落ち着いた重みの中で華やかさを失わない不思議で魅惑的な赤です。この不思議な赤の秘密の一つには素材のレジンが持つ透明感があります。この透明感が手前と奥で色の深度を生み、立体的・有機的な表現によって色が美しく、いきいきと輝き出します。

20210121-red2-1.jpg

マーブル模様が織りなす色の濃淡の出方には一本ずつ個体差があり、一目見た時に与える赤の印象もそれぞれ変わるはず。皆さんはこの並んだ赤を見てどのようなイメージを受けるでしょうか?

揺らめく炎、グラスに注がれる芳醇なワイン、ひらめく赤いドレス、はたまた宇宙のどこかに存在する赤い惑星...とか。
自然や生命のパワー、憧れの異国の風景、赤が似合う誰かを想い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。それは身近な存在や、憧れ、幻想を抱く有形無形のものまで様々。なんとも不思議な赤です。

「赤」という色の中にもさらに様々な赤があることはもちろんですが、同じ色でもその素材や光の加減によって見える表情が異なります。

20210121-red2-2.jpg

そして、隣り合った人が同じ一つの赤を見ていたとしても魅せられ方は人それぞれ。その揺らぎこそ愛着、遊び心。そう私たちは思います。

◆好きな色を好きなだけ楽しむ

好きな色で好きなように文字を綴ったり、絵を描くのって楽しいですよね。万年筆インクなどは絵の具とはまた違った滲み方や濃淡の出方、色の変化など魅力がたくさんあって使いたいと思うのですが、筆記用のインクは手紙の慣例上、青のバリエーションが中心で多くなりがちです。インクも絵の具のように、たくさんの色があったなら。そんな想いで始まったのが「カクテルインク」のサービスでした。 

「赤は筆記用インクとしては実用的ではない」
そうかもしれない...。でもそんなことは気にせずに、好きな色を好きなだけ楽しんで欲しくて、赤系のインクもたくさん作ることにしました。

20210121-red2-3.jpg

その名の通りインク名はカクテルにちなんだもの。
「No.7 Pomodoro(ポモドロ)」(上画像の右の色)はトマトの酸味が特徴の赤いカクテルから名をとりました。なので、この赤はトマトの色をイメージしています。鮮やかすぎず暗すぎずの絶妙さ。

「あ、この色」
答え合わせも楽しみの一つです。

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次回は#3「伊東屋と身につける赤」についてお話しします。
伊東屋公式インスタグラム(@itoya_official)では、伊東屋を訪ねてくれるお客さまと、色彩にときめく気持ちを分かちあえたらと思っています。ハッシュタグ「#clipmycolor」を使って皆さまの好きな「赤」、好きな「色」を私たちに語って下さいませんか?

過去の記事はこちらからご覧いただけます。
>伊東屋の「色」へのこだわり
>#1「伊東屋とシンプルな赤