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7F:COLOR 画材 おすすめ

G.Itoya 7階 Itoya Academy supported by Faber-Castell 2025年度体験講座レポート 9月9日(火)~14日(日)

09月 9日(火)~09月14日(日)

【Itoya Academyとは?】
Itoya Academyは2025年に11期目を迎える伊東屋が主催するアートスクールです。

描くことを自由に楽しむ技術を身につけることから始まり、観察力や表現力を養いながら、ご自身だけの感性を磨いて、絵画を通した「自己表現の楽しさ」をItoya Academyでぜひ味わってみてください。
経験の有無にかかわらず、みなさまの描くことへの興味や喜びをふくらませ、素晴らしい体験をサポートする個性豊かな講師陣による様々なコースをご用意しています。
画材はファーバーカステルを始め、どのステップでも妥協のない最高品質のものを使用します。

【体験講座レポート】
体験したコース「Itoya Academy supported by Faber-Castell 体験講座」 講師:miwa

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miwa氏が講師を担当するショートコース(全6回の短期講座)は、本格的な絵画の基礎を学ぶ基礎コースやテーマ別コースとはまた違った視点で、ピンポイントのテーマにフォーカスしたプログラムです。
テーマは「うちの子(猫)を描こう」。
「うちの子」を描いてみたい!と思っている方のために、猫を描くコツを集中的に学ぶコースです。

【体験スタッフ I コメント】
自宅で猫を飼っています。
猫好きとしては見逃せないテーマに前のめり気味でしたが、絵を学ぶのは小中高の美術の授業以来。
色鉛筆自体久しぶりに手に取るので、90分間の体験講座でどこまで上手に描けるのか少し緊張していました...!
テーブルに着席すると目の前には画材がずらり。
この体験講座で使用する画材はファーバーカステル<ポリクロモス油性色鉛筆>、他には鉛筆削りと消しゴム2つ(練り消しゴムとペン型タイプ)です。

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授業で使用する画材は全て貸し出されるので、持ち物は手ぶらで大丈夫。
強いて言えば授業の内容をメモするノートや筆記具があると帰ってから復習ができるので便利です。
体験講座を受ける方の中には絵を描くことが久しぶりの方や、これまで描く機会が少なかった方もいるのではないでしょうか。
初心者の私が一番不安だったのは、いきなり描いて失敗してしまうこと。
miwa先生が教えてくれたのはまず、「色鉛筆をコントロールするコツ」。
色鉛筆の持ち方・持つ位置・角度・ストロークの強弱の違いなど、いくつかのポイントを抑えるだけで1色の色鉛筆から驚くほどに多彩な表現が生まれます。

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私の失敗談でもありますが、自分の筆圧を知らずに色を塗り始めて予想以上に濃く色が乗ってしまい、消せずに修正が効かない...なんて経験はありませんか?
それこそ絵を描く上で一番恐れている事態です。
最初に色鉛筆の特徴や使い方を知り、自由自在に操れるようになることが上達への近道なのですね。

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ウォーミングアップを終えて、さぁ猫ちゃんを描き始めます!
用意された画用紙には猫の横顔の輪郭(アウトライン)が予め下絵として入っています。
今回の体験講座では、猫ちゃん(miwa先生のお家の子)の写真と完成塗り見本がお手本として用意されているので、こちらをよく観察しながら画用紙の下絵に沿って背景と中身を塗っていきます。
※本講座ではモデルとする写真はご自身でご用意いただきます。

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まずはパステル系の淡い色1色で、猫以外の背景を優しくささっと塗りつぶしていきます。
こうすることで色が着いていない所(白い部分)との境界線が生まれ、塗るべき対象の猫ちゃんが浮かび上がってきます。

次が今回の一番緊張したポイント!
猫ちゃんの目の位置を線で下書きします。
目の部分は唯一下書き(アウトライン)が無く、自分の手で描き入れる所。
お手本を見ながらではあっても、猫というモチーフの全体的なバランスを決めたり、描き手を通してその子らしさが生まれる瞬間なので、緊張感を持って慎重に線を入れていきます。

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このとき背景と同じ色鉛筆で目の下書きをします。
これもテクニックの1つ。
この後猫ちゃんをベースカラーのグレーで塗っていきますが、先に淡い色、後に濃い色を重ねていくことで、少し間違えても消しゴムで比較的消しやすく、後からでも修正ができるのだそうです。

次は目の中を塗っていきます。ガラス玉のような瞳の中の光(ハイライト)は白い色鉛筆を使わず、周囲を塗りつぶして画用紙の白を残すことで表現します。
目から鱗の表現技法!
瞳の色はお手本通りではなく「お家の猫ちゃんの瞳の色で塗ってみましょう」というmiwa先生からのお題でグリーンを使いました。

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愛するわが子を思い出しながら色選びをする楽しいひと時...
この後も最初に教わった色鉛筆コントロールのコツを駆使しながら、体の模様、部分ごとに長さの違う被毛、フワフワの毛と対照的なしっとりとした瞳・鼻・耳を塗っていきます。

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90分間で完成!...とまではいきませんでしたが、最初は長いと感じていた時間も始まってみれば塗る楽しさに集中して、今度は時間が足りないと思う程にあっという間でした。
なんといっても、ちゃんと猫になっている...!
色鉛筆さえあれば帰ってからでもすぐに続きが出来るので、完成まで仕上げてみたいと思います。

体験を終えて
今回のmiwa氏の講座は描くモチーフが1つ決まっているので、スキルや絵のクオリティを仕上げていくのに、初心者にとっては集中して取り組みやすいかと思います。
初めと終わりでどこまで成長したか上達具合も比較できたら楽しそうです。

今回は講座の一部を体験したのみですが、ときにはロジカルに物事を把握したり、ときには固定概念に囚われず自由に描いたり、頭と心と体がぞれぞれ動き出す瞬間を感じました。
大人になってから絵を学ぶという経験を通して、新たな発見や楽しさを味わうことができました。

以上、Itoya Academy 体験講座レポートでした!
※9月の体験講座はK.Itoya 3階 WorkShopで開催いたします。

【9月体験講座のご予約について】
開催期間:2025年9月9日(火)~14日(日)
参加費:2,750円(税込)
対象:高校生以上
開催場所:K.Itoya3階 WorkShop

過去の体験講座レポートもぜひご覧ください。

【2025年度講座お申込みについて】
Itoya Academyには今回体験したmiwa氏他、SAHO氏の「ショートコース」や山本水葱氏・岩村マグダレーナ氏の2名の「スタンダードコース(基礎・テーマ別)」など、個性豊かな講師陣による様々なコースがございます。

各コース・クラスの詳しい内容や日程、お申込み方法は、下記パンフレット(PDFファイル)をご覧ください。

受付期間:2025年9月30日(火)まで
お電話:03-3561-8311
Eメール:itoya-academy@ito-ya.co.jp
(メールの件名は「Itoya Academy 受講申込み」としてください。お名前と電話番号、受講を希望する講座をお知らせください)
店頭:G.Itoya 7階にて受付(Itoya Academyのお申込みとお声かけください)

Itoya Academy supported by Faber-Castell 2025年度体験講座レポート
開催期間:2025年9月9日(火)~14日(日)
お問い合わせ先:G.Itoya 7階
※9月の体験講座はK.Itoya 3階 WorkShopで開催いたします。