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【ユーザーインタビュー】心ときめく「書く」時間を、"ブロッター"でもっと楽しいものに。

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ブロッターというアイテムをご存じでしょうか。
万年筆などで書いた筆跡の上を転がして、余分なインクを吸い取るための道具なのですが、インクや万年筆が好きな方の中でもまだユーザーが少ない、まさに知る人ぞ知るアイテムです。
今回はその魅力を探るべく、ブロッターの愛用者のNさんにお話を伺いました。
万年筆を使う時間を、もっと楽しく心地よくしてくれるブロッターの魅力が、少しでも伝われば幸いです。

|大切なシーンで使いたいアイテム
――どんな時にブロッターを使っているのですか?

Nさん(以下表記省略):万年筆はメモや日記などに日常的に使っているのですが、ブロッターはその中でも少し特別なシーンで使用しています。
最近使ったのは季節のお手紙を出すとき。使用した万年筆がインクフロー多めのものだったこともあり、大活躍してくれました。インクの乾きが遅いと、手に当たって文字がかすれないように気を遣うのですが、ブロッターのお陰でその心配もなく集中して書くことができました。
あと、書いた後にブロッターを使う一動作が入ることで、より丁寧に書いている実感が得られて嬉しい気持ちにもなりました。大切なお手紙だからこその細やかなひと手間がある、というか。
他には最近、パスポートを更新したのでそのサインを書く時にも使いました。その際はボールペンだったのですがこれもインクの出がかなりいいものだったので。パスポートは10年使うものなのできれいに書けて良かったです。余分なインクを吸い取る機能は、万年筆に限らず幅広いシーンで活躍してくれると気づきました。ボールペンはもちろん、ハンコやスタンプにも使えそうですよね。

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|「こういうものだよね」を解決して、より楽しい時間に
――ブロッターを買う前はどうしていたのですか?

今まではティッシュで押さえたり、机に広げて乾くまで待っていたり、息を吹きかけたりとあの手この手で対応していました。その時は「まあ、こういうものだよね」と思っていましたが、専用の道具があるとやはり効率もあがりますし、仕上がりも美しいですよね。
「こういうものだよね」と受け入れている不便って、意外とあるなと思っていて。全く別の道具ですが、初めてポテトマッシャーを使った時、あまりにも早くて楽で感動したことがあります。「今までヘラで潰していた手間と時間何だったの!?」って。ブロッターもそれと同じで、ものすごく困っている訳じゃないけど、実は仕方なく受け入れている不便を解決してくれるなと思っています。

何かの不便が解決すると、その作業がもっと楽しくなりますよね。今、インクや万年筆って嗜好品になってきているというか、書くこと自体を趣味として楽しんでいる方がすごく増えていると感じています。
中学生時代、イギリスに住んでいたのですが、当時あちらでは皆、授業のノートは万年筆でとっていました。だから万年筆は当時から日常のものでしたが、逆にブロッターは使っていませんでした。最初は存在すら知らなくて、お店でもほとんど見かけなかった気がします。ノートを取るのはスピードや効率が大事ですし、もちろん手は汚れますけど、もうそういうものだという認識でしたね。
使っていた紙質の違いもあるかもしれませんが、デジタル機器が発達して、書くことや万年筆が時間をかけて楽しむものになったからこそ、ブロッターという道具が広がったのかなと思います。大事な楽しい時間を、もっと気持ちよく過ごすために使ってほしいアイテムですね。

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|シンプルだけどあたたかい、今の自分にぴったりのデザイン
――購入のきっかけはなんだったのでしょうか?

先述の通りブロッターは日常のものではなくて、存在を知ったのはヨーロッパの美術館やお城の見学をしたときに見かけたのがきっかけでした。こういうアイテムがあるのか!と気になったものの、銀細工があしらわれた、アンティークで豪奢なイメージのそれらを日常に取り入れるイメージもわかず、かといって手に入れやすいプラスチック製のものにも惹かれなくて、いつか素敵なブロッターに出会えたらな、と思っていました。

デスクトップステイショナリーのブロッターを初めて見た時は、今まで自分がイメージしていたものとは全く違うものが出てきたなと、すごく新鮮な印象でした。予想もしていなかったけど、とても美しくてシンプルで木の暖かさが感じられて、今の自分にはぴったりかも、これがちょうどいいかもと思えたのです。
木目が一つ一つ違うので、買うときにはいくつか見比べて気に入ったものを選びました。だんだんと艶が出て育っていくのを楽しみにしています。

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また、これは偶然なのですが、子どもの頃から家にあったカメのおもちゃにこのブロッターがそっくりで、なんだか運命のように思えてしまったというのもありました。北欧の方からの贈り物で、大人になってからも可愛いなあと思ってとっておいたのですが、本当にびっくりするくらい似ていて。ブロッターを購入した後はしばらく机の上で隣に並べていました。おもちゃと文房具、全然違うものなのに、世界観が同じというか。シンプルでずっと飽きない魅力があるところが共通しているなと感じています。

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必要不可欠ではないけれど、使うことでその時間がぐっと心地よくなるブロッター。
机に向かって手を動かす大切なとき、ブロッターを一緒に使って、「書く」ことをより一層楽しんでみるのはいかがでしょうか。