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5F:PAINT 絵の具

K.Itoya5階 マルチな画材アクリル絵具 第一回 アクリル絵具とは

10月 5日(土)~12月 7日(土)

絵を描いたこと。得意不得意はあっても、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
学校の授業で風景を描いた。
夏休みの宿題で粘土に色を塗った。
ラクガキで好きなキャラクターを描いた。など。
昔絵を描いた思い出のある方、今も絵を描いている方、何の絵具を使っていますか?


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そもそも「絵具にそんなに種類があるなんて知らない」という方もいらっしゃると思います。
実は、一概に絵具と言っても世の中にはさまざまな絵具があるのです。
・水彩絵具
・油絵具
・アクリル絵具
・日本画用絵具
ここにはあげていない絵具もたくさんあります。

今回、この中のアクリル絵具についてお話をしようと思います。


■アクリル絵具ってなに?

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アクリル絵具とは、水で溶かすことができる手軽さと、
乾くと溶けなくなる固着力の強さを合わせ持つ絵具です。
水彩絵具と油絵具は、描かれるもの(紙やキャンバス)に吸収力がないと描けないのですが、
それに対してアクリル絵具はペットボトルや石にも描くことができ、さらにしっかり定着します。


20190910K5階リキテックス第1回_3.jpg


これは、アクリル絵具の乾き方が他の絵具と異なり、独特であるためです。
アクリル絵具は絵具の中に固着力があるアクリル樹脂を含んでおり、
その樹脂が膜のように絵具自体を覆うことで乾いた後もしっかり固まる、という仕組みです。


20190910K5階リキテックス第1回_4.png

アクリル樹脂が絵具の元(顔料)全体を覆うので、水がかかっても溶けません。

他にも、アクリル絵具の特徴として、以下のようなものがございます。
・混ぜる水の量で水彩風にも油絵風にも描ける。
・乾くのが早く、作品の作業がスムーズに行える。
・パールカラーやパステルカラーなどバラエティ豊か、且つ、色数の多い絵具で色を選ぶのも楽しい。


ちなみに... その他の絵具の乾き方は

●水彩絵具

20190910K5階リキテックス第1回_5.png

絵具の元(顔料)がむき出しなので水がかかると溶けてしまう。

水彩絵具は、水で溶かしてすぐに紙に着色することができます。
とても手軽な絵具の一種で、幅広く愛用されています。描いたことがあるという方も多いでしょう。
ただし、最後に仕上げの保護などをしていないと、完成した後も水で絵具が溶けてしまいます。
さらに、紙など吸収力のあるものでないと描くことができません。


●油絵具

20190910K5階リキテックス第1回_6.png

酸化しないと固まらないので時間がかかる。

油絵具は、水では溶かせません。市販されている油絵用の溶き油などを使うことが多いです。
油にはにおいがある上に(最近は微香性のものもありますが)、描くために用意する道具も
他の絵具と比べて多いため、手軽さには欠ける絵具です。
ただ、しっかりと乾かせば、保存状態にもよりますが百年以上も残る作品が作れます。
キャンバスなど、油絵具も水彩絵具と同様、吸水力のあるものでないと描くことができません。


[こんな方にアクリル絵具を選んでほしい]
・油絵を描きたいけれど、道具一式を揃えるのがむずかしい。
・油絵はにおいが気になる。
・絵具がなかなか乾かなくて完成まで時間がかかるのがイヤ。
・ペットボトルに着色したい。
・石に色付けしたい。
・絵画的な塗り方もデザイン的な塗り方もしたい。
・乾いた後、水がかかっても溶けないでほしい。

[アクリル絵具の取り扱い注意点]
アクリル絵具は、早く乾く・固着力が強いという特徴が利点ですが、
同時にそれは注意しなければならない点でもあります。
・乾くのが早いので、使った筆やパレットは速やかに洗ってください。
 水を張ったバケツに入れておくだけでもOK。パレットはペーパーパレットを使うのがおすすめです。
・乾いてしまうと取れません。
 しっかり固まってしまうので、絵具が付いたまま固まってしまったものは水洗いだけでは落ちません。
 専用の溶剤で溶かし取らなければならないので、固まらないように気を付けましょう。

以上、アクリル絵具の特徴についてお話ししました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
アクリル絵具についてもっと知りたい、実際に習いたい。と興味を持っていただけたら幸いです。

そんな方に向けてのお知らせです!
アクリル絵具の描き方が学べる連続講座(全3回)を銀座 伊東屋にて開催します。

次回はその連続講座のカリキュラムについて詳しくお話をします。ぜひご覧ください。


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2019年10月開講 リキテックススクール in 伊東屋

アクリル絵具をしっかり学べる3回連続講座を開講します。
アクリル絵具の代名詞とも言える、リキテックスシリーズを使用し、
アクリル絵具の基本的な特徴や描き方など、
受講後も使えるような知識・技術を銀座 伊東屋で学びませんか?

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■授業内容
第一回 アクリル絵具で水彩風描画
第二回 アクリル絵具で油彩風描画
第三回 メディウムの知識&作品の保護

■開催日:10月5日(土)・11月2日(土)・12月7日(土) 3回連続講座
①午前コース :10:30~13:00 ※午前コースは満席となりました 
②午後コース :15:00~17:30 
①午前 ②午後 どちらかのコースをお選びください(途中で変更はできません)

■受講料:14,100円+税 (教材費込)
※消費税法等に基づき、2019年10月1日 以降となる場合は、10%の税率を加算させていただきます。

■対象年齢:15歳以上

■お持ち帰り品:作品・リキテックスレギュラースターターセット

■お申込み方法
Ⅰ.事前メール申込み
件名を「リキテックス連続講座申込み」とし、
・ご希望の受講帯:①午前コース もしくは ②午後コース
・氏名(ふりがな)
・お電話番号
をご記入の上、アドレス artworkshop@ito-ya.co.jp 宛てにご送信ください。
受付の確認が取れ次第、「お申込み受付と受講料お振込みのご案内」メールを返信いたします。
返信までに少々お時間をいただくこともございます。ご了承くださいませ。

受講料は事前振込となっております。
「お申込み受付と受講料お振込みのご案内」メールを受信後、 指定口座に10日以内にお振込みください。
ご入金の確認が取れた時点で、お申込み完了となります。
10日以内にお振込みいただけない場合、お申込みは自動的にキャンセルとなります。

Ⅱ.店頭申込み
銀座 伊東屋 K.Itoya5階へ直接ご来店ください。
申込み方法などを詳しくご案内致します。

■キャンセルについて
申込完了後、受講をキャンセルをされる場合はお早めにご連絡をお願いいたします。
・受講日1週間前までにご連絡:全額ご返金
・受講日6日前以降のご連絡:キャンセル料が発生いたします。
①開講の4日前~6日前まで 受講料の20%
②開講の3日前~前日まで 受講料の50%
③開講当日、開講日以降 受講料の100%
※お振込みでのお支払いの場合は振込手数料を除いた金額を返金致します。
ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
メール: artworkshop@ito-ya.co.jp
電話:03-3561- 8311(代表)銀座 伊東屋 K.Itoya5階画材売場宛て