雨を見ながら聴きながら… 気づくこと、感じること。
日本には雨にまつわる言葉が400種類以上もあるそうで、ほかの動植物や色、心情など様々なものに喩えて「雨を愉しむ」文化があります。
「また今日も雨か…」なんて口癖が増えてしまうこの頃ですが、そうした先人たちのように愉しめれば、今日の雨も明日の雨もなんだか少し待ち遠しく思えてくるかもしれません。
ふと心にポツリと降ってきた想いを、色鮮やかなインクで書き留めてみませんか。
雨を絵に描く時、あなたはどんな色や形で表現しますか?
人々は無色透明であるはずの雨に色を見て、筆跡のように空に模様を描きます。
また、雨の降り方、空の色、周りの景色によっても表現の仕方が変わるでしょう。雨の日を写真で切り取ったような色に心惹かれます。
少し曇ったような薄めの色に、雨を連想させる音「しとしと」「ざあざあ」「はらはら」「ぽつぽつ」と名付けられたインク。静けさを纏った雨の日には、少し落ち着いた色が心地よく、四季折々の雨の日の情景が、音とともに目に浮かんできます。
日本語の持つ言葉の面白さに驚かされ、なんだか無性にペンを手に取りたい、そんな気分にさせてくれます。
セーラーの「雨音インク」には、お揃いの万年筆があります。
こちらの特集では、「雨音」シリーズの万年筆をはじめ、雨の日に使いたくなる万年筆をご紹介します。
ブラウンとグリーンが混ざったような色合いの「雨催(あまもよい)」は、”今にも雨が振り出しそうな空模様”をイメージ。
雨が降る前の、湿っぽく温かい風の匂いや質感まで伝わってきそうです。
〈ゆらめくインク〉は、さまざまな色が現れては消えていく表情豊かな空をイメージして、インクの濃淡や滲み具合、描く紙によって“ゆらめく”ように色彩が変化します。
「霧雨」…霧のように細かい雨は、辺り一面を覆うように降り、向こうの景色をぼんやりと暗く影のように曖昧にしてしまいます。温度感のある少し赤みがかったグレーが、雨の日の妖しい魅力を表現しているようです。
「紫陽花」…雨の雫に濡れてきらきらと輝く姿が美しい、梅雨を彩る季節の花・紫陽花 (あじさい)。洋名の「ハイドランジア (hydrangea)」はラテン語で「水の器」を意味するそうです。
〈色彩雫〉の「紫陽花」は紫がかった青色で、インクを紙に乗せたときに見える表情の変化が、色とりどりの紫陽花を思わせます。
雨の日は薄暗くどこか静かで感性が研ぎ澄まされるのか、いつもと違う”モノの持つ表情”に気付くときがあります。
目の前のものに集中して、じっくりと見つめ、ゆっくりと考えるときに訪れる「ひらめき」や「ときめき」は、雨の日の憂鬱も忘れさせてくれそうです。
芸術が花開く国オランダの、17世紀・黄金時代の美の巨匠たちに捧げるインクコレクション〈DMボトルインク〉。
黄金時代の最高の風景画家と謳われるロイスダールは、空と雲を描写した数多くの作品を残しています。彼がその人生で空を見つめた時間は、どれほどのものなのでしょうか。
歌川広重の浮世絵から色の着想を得た和風インクシリーズ。藍鼠は、のちにゴッホが油彩模写を残したことでも有名な「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」をモチーフとしたカラーです。
山や海など、自然の情景を好んだ歌川広重は、この作品で雨そのものを描きました。まっすぐに降る激しい夕立、暗い影を落とす橋脚、大雨にかすむ向こう岸。雨の日ならではの質感がインスピレーションを刺激します。
雲が空を覆い、灰色がかる街の景色の中では、行き交う人々の鮮やかな傘や服の色が目に飛び込んできます。
なんとなく目線や気持ちも下がり気味な雨の日には、ひと目見てぱっと気持ちが明るくなるような色がほしくなります。
異国での街歩きを楽しむように、オランダ・ハーグの街にちなんだ様々な色と出会えるインクシリーズ。
鮮やかな「プルクリピンク」は、1847年にオランダのデン・ハーグで設立された美術協会「プルクリ・スタジオ」がモチーフ。
愛嬌のあるピンクで書いた文字はとても華やかでかわいらしく、癒されます。
雨の日の書きものを一段と楽しくしてくれそうです。
日によって寒さも感じる雨の日には、明るく元気をチャージしてくれそうな色を。
エーデルシュタインインク「マンダリン」はしっかりと濃く、それでいて、果汁のようなフレッシュでジューシーな透明感のあるオレンジ色。
色の濃淡の出やすい太めの字幅で書くのもおすすめです。
雨上がりに雲が切れ、梅雨の終わりと共に今度は明るくて高い夏の空が現れます。
ラミーの「ターコイズ」はその時の開放感や爽快感、空や海といった夏のイメージにぴったりな明度の高いブルーです。
銀座 伊東屋 横浜元町 3階の「カクテルインク」では、雨の日限定の特別なインクをご用意しています。
雨の繊細な美しさをイメージし、雨の日のごほうびのような存在でありたいという願いを込めた「A Rainy Day Treat」と、葉にしたたる雨滴を想起させる「Rain Drops」。
どんな色かはお店に来てからのお楽しみ!「雨の日にもちょっといいことがあったな」と思っていただけますように。
伊東屋オリジナルのガラスペンです。青森県で70年以上続くガラス製品メーカーにて、ガラスの素地作り、軸の成形や着色、ペン先の成形や研磨まで、すべての工程を職人が手作業で行なっています。
カラーは2種類。『伊東屋』は伊東屋のロゴマークとレッドクリップの3色 (黒・白・赤) を、『銀座駅』は銀座駅に乗り入れる東京メトロ、銀座線・丸ノ内線・日比谷線のラインカラー3色 (オレンジ・赤・グレー) を組み合わせています。
パイロットの「iro-utsushi (いろうつし)」は一般的なつけペンとは異なり、万年筆と同じくペン先にペンポイントがついています。そのため紙へのタッチがやわらかく、細かい文字やイラストもなめらかに書くことができます。
ペン先にはインクに浸ける位置の目安のラインが刻印され、ひと目で分かりやすい工夫が。書いたあとはペン先を水で洗えば、気軽に別のインクを楽しめます。
※万年筆の故障の原因となるため、インクはつけペンまたはお使いの万年筆と同じブランドの純正品のご使用をおすすめします。
※ご利用の端末やブラウザ、また画像加工などの事情により、実際のインク色とは見え方が若干異なりますのでご注意ください。
セーラー万年筆
SHIKIORIー四季織ー雨音 万年筆ボトルインク
¥1,320(税込)
セーラー万年筆
ゆらめくインク 万年筆用ボトルインク
¥1,650(税込)
パイロット
色彩雫 ボトルインク 50ml
¥2,200(税込)
PWアッカーマン
DMボトルインク
¥8,800(税込)
タッチア
浮世絵インク 歌川広重
¥1,936(税込)
PWアッカーマン
ボトルインク
¥6,600(税込)
ペリカン
エーデルシュタインインク
¥3,190(税込)
ラミー
インクボトル
¥2,750(税込)
伊東屋
ガラスペン 伊東屋
¥22,000(税込)
伊東屋
ガラスペン 銀座駅
¥22,000(税込)
パイロット
つけインクペン いろうつし 木軸ブラック
¥1,980(税込)
パイロット
つけインクペン いろうつし 木軸モクメ
¥1,980(税込)
パイロット
つけインクペン いろうつし 樹脂軸 クリアブルー 中字(M)
¥770(税込)
パイロット
つけインクペン いろうつし 樹脂軸 ノンカラー
¥770(税込)
パイロット
つけインクペン いろうつし 樹脂軸 クリアブラック 細字(F)
¥770(税込)