「ウォーターマン」は、現在の万年筆の礎となる技術を生み出したことで「万年筆の祖」として知られるブランドです。
創業者であるルイス・エドソン・ウォーターマンは、元・保険外交員。 ペンのインクの漏れが原因で大口契約をライバル会社に取られた悔しさから万年筆の開発に挑み、世界初の毛細管現象を応用した万年筆「ザ・レギュラー」をつくりあげました。
「ライティング・ジュエリー」をモットーにペンと向き合ってきたウォーターマンの世界観が凝縮された一本が「カレン」です。 海面をすべりゆく船の船首をイメージしてデザインされた、のびやかなシルエット。首軸とゆるやかなカーブでつながったペン先が最大の特徴で、道具としてのペンを超える美しさを帯びています。 また、堂々たる佇まいの「エキスパート」は優美な「カレン」とは異なる力強さを感じる一本。 存在感のある太めのボディと、黒やシルバーを用いた正統派なデザインでビジネスパーソンを中心に人気を集める不朽の名作です。
ウォーターマンはペンを単なる「書く道具」としてだけではなく、ファッションを楽しむような「自己表現のためのツール」に昇華させました。
彼らは世界初の毛細管現象を利用した万年筆の開発以降も、スーツなどのポケットに入れてペンを携帯できるように「クリップ付きキャップ」を開発し、 現在「オープンウィンドウクリップ」と呼ばれる真ん中が空いた特徴的なクリップには、挟んだ時にスーツ生地が見えるようにデザイン性も施しました。
まるで海面を滑るように突き進むクルーザーの船首や、波を分けて進むヨットのはためく帆を思わせるダイナミックな流線型のボディ。なだらかな一直線のカーブを描くような首軸からペン先にかけてのラインはとても見事で、特に万年筆は一段と美しく、一瞬それが万年筆であることを忘れてしまうほどの完成度です。
他に類を見ない先進的な「カレン」のフォルムは、近未来的な雰囲気もあり、ウォーターマンのイノベーション精神を最も表した一本と言えるでしょう。
ウォーターマンのスタンダードともいえる「エキスパート」は、丸みのあるゆったりとしたボディが特徴的で威厳のある佇まいです。シンプルなデザインでありながらも斜めにカットされた天冠部や中央リングのラインなど、所々にパリジャンらしい小粋でおしゃれなエッセンスを品よく溶け込ませています。 手に収めた時の存在感のある重みと、さらりと溢れるインクは「書く」という贅沢な喜びを感じさせてくれるでしょう。
■「エッセンシャル」
カラーと表面加工のバリエーションが豊富で、持ち手の自己表現を叶える1本を選ぶ楽しさがあります。
■「DX(デラックス)」
美しい銀白に輝くパラジウムプレートを纏わせたキャップに高度なチーゼリングの技術で緻密な装飾模様を施し、贅沢で貫禄のある印象です。
青はウォーターマンを象徴するカラーであり、なかでも「エキスパート エッセンシャル プルシアンブルーGT」は独創的で個性的な色の存在感があります。プルシアンブルーは北斎やゴッホが好んだ色としても有名です。他の人と被らない素敵な色のペンをお探しの方におすすめです。ゴールドの装飾との組み合わせは、まるでジュエリーのような輝きを放ちます。
カレンは特徴的なペン先の構造によってペンの先端が固定され、しなりが抑えられることで非常に安定した書き味になります。そのため長時間の筆記にも向いています。筆圧が強めの方や、硬めの筆記感がお好きな方、他の筆記具を使い慣れた万年筆初心者の方にもおすすめです。
「メトロポリタン」はシンプルでエレガントなデザインと、細身でやや小振りのフォルムは手帳やスーツに携帯しやすく、多くのビジネスパーソンから愛されています。小さな手の方でも握りやすいため、女性の方にもおすすめです。マットブラック軸はシックにもカジュアルにも合わせやすく、ビジネス・プライベート幅広いシーンに溶け込みます。