1914年、万年筆からスタートした伊東屋のオリジナルブランド〈ROMEO〉(ロメオ)が、2024年秋、"Moment of Dis-covery"をコンセプトとして新たな一歩を踏み出しました。
"Moment of Dis-covery" という言葉には、「発見の瞬間」と「覆い (カバー、cover)を取り去る(dis-)瞬間」というふたつの意味合いを持たせています。
デジタルの波の中、日々を慌ただしく過ごしているうちに、いつのまにか視野が狭まり、本来持っていた感覚がなにかに覆い隠されるように鈍くなってゆく… そんな中、あえて手書きという方法で日常に一拍おく時間を設けることで、覆いかぶさっていたものを取り払い、身近にある美しいものや人との繋がりを再発見していただきたい、という思いを込めました。
ROMEOは、忙しい日々に一拍おく時間を提供し、「発見の瞬間」に寄り添うブランドを目指します。
ブランドとして新たな一歩を踏み出すに伴い、新たなコンセプトカラーを採用しています。
古来より高貴な色とされていた和の伝統色をベースとした3色を、現代のシーンにもふさわしい色彩へと再解釈し、イタリアの雰囲気を感じられるモダンなカラーパレットをつくりだしました。
黄櫨 (はぜ)
盛夏の太陽の輝きを表現したといわれる日本の伝統色。
黄櫨によって染められた衣「黄櫨染 (こうろぜん)」は光の当たり方によって色が変化したように見えることから「太陽の染」とも呼ばれていました。
ブラウンはイタリアの伝統色でもあり、あたたかみのある明るいヘーゼルカラーは、イタリアの輝く太陽や石造りの街並みを思わせます。
白雲石 (はくうんせき)
イタリアの伝統色でもあるライトグレー。
禅語に「白雲抱幽石」 (はくうん ゆうせきをいだく)という言葉がありますが、「人里離れた深山に住を構え、白雲がたちこめ幽寂な石を抱いているのみ という悠然とした風景の中、世俗の喧騒を忘れ自分のための時間を過ごすことで、本当の自分を取り戻す」という意味が、ロメオの新しいコンセプトに通じるところから色名として採用しました。
深紫 (こむらさき)
日本でもヨーロッパでも、古代より紫は高貴な色として尊ばれてきました。
また「ゆかりの色」とも呼ばれていたように、紫は人との繋がりを象徴する色でもありました。
日本の伝統色の紫を忠実に再現するのではなく、現代風に再解釈することで、和にも洋にも通じるモダンなディープパープルが生まれました。
ブランドを代表するアイコニックな筆記具・No.3 ボールペン。
大正時代のROMEO万年筆をルーツとするクラシカルな趣の残るデザインと、現代の技術が生み出す確かな書き味が支持され続けています。
新コンセプトモデルの金属部分は、アプリコットゴールドと呼ばれるややピンクみを帯びた上品なゴールドに統一。
また、日本でメッキ加工を行うことによりクオリティの向上も実現しました。天冠部分に彫られたROMEOのロゴも、新ロゴのフォントへと生まれ変わっています。
軸径13mmの太軸と、11mmの細軸の2タイプでの展開。時代を越えてもなお美しいデザインと確かな書き味を両立させた、タイムレスな魅力に溢れた筆記具です。
1914年、万年筆から始まったブランド・ROMEO。過去にも数回、オリジナル万年筆が登場していますが、細部にまでこだわりを持って開発した万年筆が満を持して誕生しました。
18金のペン先は、中字(M)と細字(F)の2種類での展開。 「手書きという方法で日常に一拍おく時間を設けることで、身近にある美しいものや人との繋がりを再発見していただきたい」というROMEOのコンセプトに基づき、ペン先には四分休符をデザインしています。
ボディ部分に直接インクを吸入する吸入式万年筆は一度に多量のインクを入れられるため、筆記量が多い方や、頻繁にインクの入れ替えをしない方に最適です。 ボトルインクが1本付属しており、購入時にパープル(イマジネーション)またはブラウン(コンセントレーション)のいずれかを選べます。
ROMEOの筆記具のポイントである、時計の竜頭をモチーフとした天冠には「大切な時間をこの筆記具と共に過ごして欲しい」というメッセージが込められています。天冠に嵌め込まれたロゴが彫刻されたステンレス製のバッジが高級感を添えています。
金属軸のボディに、職人が1本1本手作業で革を巻いて丁寧に仕上げた、エレガントな高級感を纏ったボールペン。
趣のある美しい色彩のボディとアプリコットゴールドの組み合わせが手元を華やかに彩り、本革のグリップが安定した筆記を叶えます。
軸径9.2mmとROMEOの筆記具の中では最もスリムであり、普段鉛筆をお使いの方や手の小さい方にも握りやすい1本です。
筆記具のパッケージも新しくなりました。
現在、伊東屋は、環境負荷の高い素材をできるだけ排し、地球環境にやさしい素材を選択する方向へとシフトしています。
それに伴い、ROMEOも紙を中心とした環境に配慮したパッケージへの切り替えを行なっています。
新しいパッケージではクロス張りのボックスに紙製の仕切りを採用し、ウルトラスエード®製のペンシースでペンを保護することで、ウレタン素材の100%排除を実現しました。
ペンを取り出した後のボックスは、仕切りを取り外して小物入れとしてお使いいただけます。
新コンセプトのレザーアイテムには、上質なイタリア製の牛革を使用しています。
長く持続する美しく上品な色彩とシンプルでモダンなフォルム、そして使うほどに手になじむやわらかな本革の手触りが上質感を与えます。
デザイン上の共通ポイントとして、筆記具の天冠部分を思わせる丸くカーブを描いたロゴバッジを採用しました。
和の文化を意識したROMEOは、縦書きの場合の視線の終着点である左下部分にロゴバッジを配しています。
古代ギリシャの数学者・アルキメデスが発見の瞬間に叫んだといわれる言葉「 "εὕρηκα (Eureka)"」から名付けられた、高級感あふれる革張りノート。
やわらかな牛革の表紙が手にやさしく馴染みます。長期間保存できる革張りノートに大切な日々の発見の瞬間を書き記し、そして次代へと長く残していただきたい、という思いを込めました。
持ち運びしやすいパスポートサイズで、200ページを超える大容量でありながら軽量で本体厚9mmという薄さを実現しました。
罫線は横罫とドット罫の2種類。ページが360°まで開くため、机上での使用だけでなく、立ったままでの筆記にも適しています。
各ページにはノンブルが振られ、巻頭には見出しページが設けられているため、後から何ページに何を書いたかを振り返る時にも役立ちます。
ノートに上品な輝きを添える天金加工は、ページをほこりから守る役割も兼ね備えています。
筆記具の出し入れがしやすいシンプルなスリーブ型ペンシース。1本用と2本用での展開です。
内側にはウルトラスエード®を使用。大切なペンをやさしく守ります。
2本用は、1本用とほぼ変わらぬスリムなフォルムながら、S字型に設計された仕切りにより2本のペンを別々のコンパートメントに収納可能。
大切なペンをコンパクトに持ち運べる、日常的に活躍するペンケースです。
持ち運びを想定して設計された個性的なペンロール。>2本用と4本用での展開です。内側のフラップやベルトを廃し、シンプルなプロセスでの開閉を可能にしました。
ペン用のコンパートメントと、リフィル等を入れられるポケットを備えたペンロールは、ペン全体をすっぽり入れられる構造。
ウルトラスエード®を使用したやわらかなコンパートメントが、移動中にペン同士が触れ合って傷つくことを防ぎます。
取り出す際には、まるで枝豆が莢から顔を出すようにペンがスリットから顔を出します。
4本用の4つのコンパートメントのうち2つは、軸径の太い万年筆でもゆったり入るワイド幅に設計されています。
ペンロールを留めるフラップ部分は、ジャケットのポケットの縫製を想起させるデザイン。
フラップ内の薄いマグネットが、移動中に意図せずペンロールが開いてしまうことを防ぎます。
大切な愛用の筆記具を携帯する際に活躍する、機能性とデザイン性を兼ね備えたペンケースです。
キャッシュレス決済メインの方におすすめの、ミニマルなカード用ウォレット。
二つ折りにした紙幣やコインが入れられるスナップ留めのポケットの中には、あえて左右を縫い留めていない仕切りがついており、ポケット内の2つのスペースの広さをフレキシブルに変えることができます。
カード用に設けられたスロットは4箇所。インデックスのようなカッティングが施された薄手の革製ディバイダーにより、出したいカードをスムーズに取り出すことができます。
使うほどにやわらかさを増す革が心地よくなじむ、使用感に優れた財布です。
スリムでコンパクトな仕様は、メインの財布としてだけでなく、旅行や出張、また身軽に行動したい時のセカンドウォレットとしても活躍します。
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