6つのアイテムは横幅、奥行き、高さが揃うようにサイズ設計。また、木の断面を斜めにカットすることで、上下に重ねられるスタッキング構造に。自分のデスクやワークスタイルに合わせて、どのアイテムを組み合わせても美しく整います。
明るい無垢のタモ材とアルミを組み合わせ、軽やかでモダンな印象を生み出しています。ナチュラルで美しい佇まいはどんなインテリアとも調和し、日常の空間に自然と溶け込みます。
斜めにカットしたエッジの断面にまで美しく木目が出ているのは、切り出した木材ならではの表情です。
木材製品は木をよく乾燥させてから加工することをご存じでしょうか。
木にはたくさんの水分が含まれているので、時間と共に水分が抜けて乾燥すると曲がったり反ったりして、製品に変形などの不具合が出やすくなるため、良い製品づくりにはしっかり乾燥した木材を使うことが重要です。
伊東屋の〈デスクトップステーショナリー〉は、北海道産のよく乾いた無垢のタモ材を使用し、アルミ板と合わせることでより強度を高め変形を抑えています。タモ材は木目が美しく丈夫なのが特徴で、伊東屋店内の内装にも使われています。
使い込むほどに色味がやや濃くなりツヤが出て風合いが増すため、長く使うことで「育つ」木ならではの楽しさも味わえる素材です。
「ベーシックで、大切な方へのギフトにもなる、上質な机上用品が欲しい」。伊東屋のバイヤーによるリクエストからこの商品の開発がはじまりました。
今の時代にふさわしい机上用品とは?社内のデザインチームが辿り着いたのは、「デスクを心地よく整えたい」という想い。アイテムの横幅、奥行き、高さをモジュールにして整然と並べられること。そして、使う方の上質な生活にふさわしい質の高さが感じられることを目指しました。
無垢材がもつ長所と課題に向き合い、試行錯誤を重ねました。仕上がりの重さや素材の特性を考慮しながら、木材に合わせるのに最もふさわしい素材を探し、アルミとのコンビネーションに決定。
こうして完成した6つの机上用品。天然無垢材の木目が美しい佇まいは、愛用のデスク用品を整頓するだけに留まらず、デスクの上を上質な空間にするアイテムです。
無駄なものや余計な情報を省いた、自分が最も集中できる場所。ベストパフォーマンスを発揮するための研ぎ澄まされた空間に、デスクトップステイショナリーはぴったりと馴染みます。
使いやすさを追求したシャープなシルエットが心地よい緊張感をキープしつつ、無機質になりがちなデスクにあたたかみのある無垢材の存在感を加えて。シリーズを通して横幅、奥行き、高さをモジュールにしているので、どのアイテムを組み合わせても美しく整います。
色鉛筆にマーカー、クリエイティブな時間のパートナーは見た目にも賑やかで、色数も沢山揃えたいものばかり。色や形がばらばらのアイテム達でも、同じペンスタンドを使って収納すれば統一感のある心地よいデスクを作り出せます。
シンプルなフォルムは複数並べても美しく、また一方で一点ずつ異なる木目の模様は統一感の中にユニークさを与え、使う人を楽しませてくれます。落ち着きも楽しむことも忘れない、クリエイティブな思考に寄り添います。
デスクトップステイショナリーのもつナチュラルで軽やかな雰囲気はインテリアとも調和しやすく、ワークシーンだけでなく日常の空間に自然と溶け込みます。
家族が集まるリビングに置けば、郵便物や共有のアイテムを整理するのに活躍します。とりあえず、とつい置きがちな物にも居場所を用意してあげると、空間がもっとすてきになります。
場を選ばないシンプルなアイテムだからこそ、共有の空間でも心地よく使っていただけます。
レタートレー
A4クリアホルダーが収納できるレタートレー。 スタッキング可能なので重ねて郵便物や書類の種類ごとに使い分けるのもおすすめです。
ツールトレー
鍵や印鑑、アルコールスプレーなどの細々したものを入れるのにもぴったり。底面のフェルトが出し入れするときのちょっとした音も抑え、リラックスした気持ちを邪魔しません。
――どんな時にブロッターを使っていますか?
Nさん (以下表記省略):万年筆はメモや日記などに日常的に使っているのですが、ブロッターはその中でも少し特別なシーンで使用しています。
最近使ったのは季節のお手紙を出すとき。使用した万年筆がインクフロー多めのものだったこともあり、大活躍してくれました。インクの乾きが遅いと、手に当たって文字がかすれないように気を遣うのですが、ブロッターのお陰でその心配もなく集中して書くことができました。
あと、書いた後にブロッターを使う一動作が入ることで、より丁寧に書いている実感が得られて嬉しい気持ちにもなりました。大切なお手紙だからこその細やかなひと手間がある、というか。
他には最近、パスポートを更新したのでそのサインを書く時にも使いました。その際はボールペンだったのですがこれもインクの出がかなりいいものだったので。パスポートは10年使うものなのできれいに書けて良かったです。余分なインクを吸い取る機能は、万年筆に限らず幅広いシーンで活躍してくれると気づきました。ボールペンはもちろん、ハンコやスタンプにも使えそうですよね。
――ブロッターを買う前はどうしていましたか?
今まではティッシュで押さえたり、机に広げて乾くまで待っていたり、息を吹きかけたりとあの手この手で対応していました。その時は「まあ、こういうものだよね」と思っていましたが、専用の道具があるとやはり効率もあがりますし、仕上がりも美しいですよね。
「こういうものだよね」と受け入れている不便って、意外とあるなと思っていて。全く別の道具ですが、初めてポテトマッシャーを使った時、あまりにも早くて楽で感動したことがあります。「今までヘラで潰していた手間と時間何だったの!?」って。ブロッターもそれと同じで、ものすごく困っている訳じゃないけど、実は仕方なく受け入れている不便を解決してくれるなと思っています。
何かの不便が解決すると、その作業がもっと楽しくなりますよね。今、インクや万年筆って嗜好品になってきているというか、書くこと自体を趣味として楽しんでいる方がすごく増えていると感じています。
中学生時代、イギリスに住んでいたのですが、当時あちらでは皆、授業のノートは万年筆でとっていました。だから万年筆は当時から日常のものでしたが、逆にブロッターは使っていませんでした。最初は存在すら知らなくて、お店でもほとんど見かけなかった気がします。ノートを取るのはスピードや効率が大事ですし、もちろん手は汚れますけど、もうそういうものだという認識でしたね。
使っていた紙質の違いもあるかもしれませんが、デジタル機器が発達して、書くことや万年筆が時間をかけて楽しむものになったからこそ、ブロッターという道具が広がったのかなと思います。大事な楽しい時間を、もっと気持ちよく過ごすために使ってほしいアイテムですね。
――購入のきっかけはなんだったのでしょうか?
先述の通りブロッターは日常のものではなくて、存在を知ったのはヨーロッパの美術館やお城の見学をしたときに見かけたのがきっかけでした。こういうアイテムがあるのか!と気になったものの、銀細工があしらわれた、アンティークで豪奢なイメージのそれらを日常に取り入れるイメージもわかず、かといって手に入れやすいプラスチック製のものにも惹かれなくて、いつか素敵なブロッターに出会えたらな、と思っていました。
デスクトップステイショナリーのブロッターを初めて見た時は、今まで自分がイメージしていたものとは全く違うものが出てきたなと、すごく新鮮な印象でした。予想もしていなかったけど、とても美しくてシンプルで木の暖かさが感じられて、今の自分にはぴったりかも、これがちょうどいいかもと思えたのです。
木目が一つ一つ違うので、買うときにはいくつか見比べて気に入ったものを選びました。だんだんと艶が出て育っていくのを楽しみにしています。
また、これは偶然なのですが、子どもの頃から家にあったカメのおもちゃにこのブロッターがそっくりで、なんだか運命のように思えてしまったというのもありました。
北欧の方からの贈り物で、大人になってからも可愛いなあと思ってとっておいたのですが、本当にびっくりするくらい似ていて。ブロッターを購入した後はしばらく机の上で隣に並べていました。おもちゃと文房具、全然違うものなのに、世界観が同じというか。シンプルでずっと飽きない魅力があるところが共通しているなと感じています。