スマートフォンをはじめとしたデジタル機器を多くの人が携帯している現代であっても、アナログの笛だからこそできることがあるのです。
スマートフォンや防犯ブザーなどの電子機器はとても便利ですが、電池切れの恐れや、必ずしも全ての人が操作できるとは限らないという問題点も。
また、災害時の救助活動はまさに時間との勝負。なるべく早く、そして体力をなるべく温存しながら、助けを呼びつづける必要があります。
そんな非常時に、電池切れすることなく、小さなお子さんからご高齢の方まで誰にでも、簡単に、いちはやく、自分の居場所を救助員に伝えることができる方法が、アナログの笛なのです。
救助活動において、「音」は非常に重要な手がかり。
人間の耳だけでなく、地中音響探知機という、ごく小さな音や振動から探索する機械や、近年ではマイクを搭載したドローンによる救助活動も進められています。
近くに人の気配がなくても、最新の技術をつかった機械がその音を拾うこともあります。たとえ小さくとも、音を出すことに大きな意味があるのです。
実際に笛によって救われた例は、調べてみるといくつもあります。ときには自然災害だけでなく、船の事故や山の遭難時に笛を鳴らし、近くを通った人に救助された、というニュースも。
非常時、人の体力は著しく低下しています。笛であれば、少しの息でもはっきりとした音が鳴らせます。また、多くの人に使えるものなので、みんなで協力し合って音を出しつづけることもできます。
防災意識は決して自分ひとりのためだけのものではありません。
そのとき一緒になった人、それは自分にとって近しい人の場合も見ず知らずの人の場合も、自分ひとりの持ちものや行動が、周りのみんなの命をも救うことにつながります。
そして自分ひとりの力だけでなく、みんなで助け合うことで、より安全に、迅速に、その危機を乗り越えることができるのです。
参考:プラスジャック公式HP
構造
水が入っても、一振りで抜けるような構造になっています。
また、吹き口は、小さいお子さんやご高齢の方でも吹きやすいよう小さめに。中の構造は、肺活量の少ない方や体力の低下したときでも音が出るよう、息の通りやすい形状に工夫されています。
音作り
ガレキの中からでも聞こえやすいといわれている高音域の4kHzを中心に、救助犬が聞こえる音域の音も含めて構成されています。
音の大きさは、5秒間の平均騒音測定で85dB以上(福井県工場試験場指導のもと測定)。一般的に人がうるさく感じるといわれる60dB以上の大きさになっています。
素材
めがね枠と同じセルロースアセテートは、主に綿花を原料とする植物性樹脂。
環境や人の肌にやさしく、軽いので長時間身につけても疲れにくいのが特長です。 また、肌にふれた際にひんやりとせず、温かみを感じられる素材です。
参考:プラスジャック公式HP
プラスジャックと伊東屋とのコラボレーションで生まれた限定エッフェは4柄!
デザインを担当した伊東屋社員に、工夫したことや当時のエピソードを聞きました。
黒に「Itoya」のロゴと赤いハンドルが印象的な、おなじみの伊東屋ショッパーデザインです。
デザイナーコメント:エッフェは小さな丸いドリルで樹脂を削って作っているので、角を直角に彫ることができません。伊東屋のロゴを表現できるか不安でしたが、試作したところ可愛いショッパーに仕上がりました。ロゴの表現も問題ないと判断して、製品化を進めました。
また、そのままだと黒い樹脂に細かい傷が目立ったため、ロゴバッグのエッフェは手作業で表面を綺麗に磨いて仕上げています。
銀座中央通りに伊東屋が掲げている、大きなレッドクリップのデザインです。
デザイナーコメント:樹脂の笛をクリップの形そのままに切削してしまうと、空気が漏れて音が鳴らなくなってしまいます。そのため、クリップのデザインと笛本体のあいだに樹脂の板を挟みました。ショッパーより少し厚く仕上がっています。
クリップのデザイン部分には半透明の赤いマーブル樹脂を使用しています。不透明の樹脂も検討しましたが、デザイン会議を経てこの仕様に決まりました。
色鮮やかで、活き活きとした表情の〈おいしい魚〉がエッフェになりました。
デザイナーコメント:8本の足が広がる複雑なデザインのため、試作を重ねて詳細のデザインや製造方法を検討しました。時間がかかりましたが、可愛く仕上がったと思います。
タコと一緒に、〈おいしい魚〉シリーズからエッフェになったフグ。
デザイナーコメント:フグは横向きと正面のふたつの案を比較し、キャッチーでかわいい正面の顔に決定。半透明樹脂でも試作しましたが、最終的には不透明樹脂を採用しました。