"はたらく"に対しさまざまな考えやスタイルが生まれている今、そこで使いたいものも人それぞれ。
ひとりひとりの感性や働き方にしっくりくるモノに出会ってもらえたら――。
そう願い、ヒントをお届けするこの連載。
気を引き締めてお仕事をリスタートさせるこの時期にご紹介するのは、日々のワークスタイルをよりスマートに便利にしてくれるビジネスアイテム。伊東屋の本社スタッフがご紹介します。
働く時間が、もっとたのしく、あなたらしさが輝く時になりますように。
日々の持ち物が整っていると使いやすく、気持ちもいいものです。細かな持ち物の管理にかける労力はできるだけ少なくしつつ、整った状態をつくりたい。そんなときにおすすめしたいのが「トラベラーズポーチL」です。
それが、こちらです。マチがなく平らな形と内ポケットのないシンプルなつくりのポーチです。世の中には「ここに、このツールを収める」と、収めるモノの住所が細やかに決められているものもありますが、これは様々なモノをおおまかにまとめられるようにあえてシンプルにつくられています。マチがなく柔らかな生地で作られているのもポイント。中身の分量にあわせて厚みが自由に変わります。
細かに設けられたポケットにひとつずつ丁寧にモノを収めるよりも、持ちものを大まかにグルーピングしてスピーディに収納したい場合に適しています。
複数のポーチを鞄に収めてみると... 鞄の中がすっきり整います。
いわゆるポーチを選ぶときは、パッと見て好みのものを手に取ったり、小物をどう収めるかといった使い方に目が行きがち。ですが、巾着だったり箱型だったりとサイズや形がまちまちな複数のポーチは、鞄のスペースにうまく収まらないことも。であれば、外形に着目し同じ形のポーチを複数揃えるのはひとつの手。鞄に収めた時、すっきり整理されて見えるのです。シンプルな四角い形が、これを叶えます。
ポーチを2つ用いる場合「お仕事に使うツール」と「移動に必要なデイリーなマストアイテム」に分けるアイデアはいかがでしょう。
お仕事用にはワイヤレスマウス・充電ケーブル・変換コードなどのガジェット周辺アイテム類を、デイリー用にはスマホ・ミニ財布・ハンカチ・ポケットティッシュ・鍵・リップクリーム・エコバッグなど常に必要なアイテムを収めます。荷物がすっきり整うだけでなく、移動前の荷づくりも、目的地についた後の行動もシンプルになります。
仕事の時は、オフィスについた後にガジェット類を一式出してポーチは空になります。業務終了後に改めてツール類を収めるまで、デスクワークに欠かせないペンやノート、スマホなどを置くプレイスマットとして用いれば、デスクの上がすっきり。
また、打合せで移動が多い場合には空いたポーチに「打ち合わせセット」を作るのもおすすめ。「ペンやマウスなどをPCに乗せて足早に打ち合わせに向かっている最中、小物をひとつずつ落としつづける」に身に覚えがあるのは私だけでしょうか...。ポーチに社用スマホ・ノート・ペン・名刺入れ・マウスを入れれば、PCとこのセットを持つだけで打ち合わせの準備が完了し、スマートな移動を叶えてくれます。
デイリーセットは休日にも活躍しますが、平日はランチで外に出る時に活躍します。大きなバッグではなく、マストアイテムを入れたポーチを気軽に抱えて身軽に出られます。持つものをひとつずつ集める手間もなくスマート。
なめらかでハリのある素材のおかげで、お仕事の装いにもマッチします。
加えて、ポーチの色を用途別に選ぶとより快適に楽しく使えます。色展開が豊富なので、ご自身のスタイルにあわせてセレクトしていただけます。
たとえば、お仕事用はモチベーションを上げてくれそうな鮮やかなレッドを、日用品は落ち着いた印象で洋服にあわせやすい万能なネイビーを。使うシーンの気持ちをサポートしてくれるとともに、素早く中身を把握できます。
荷物をおおまかにカテゴライズし、行動をシンプルにしてくれる心強い味方です。
日々のお仕事にかかせないメモ。インプットもアウトプットも、情報をどう記録し残していくかはスムーズに仕事を進める上で、大事にしたいものです。
「とっさにひらめいたこと・聞いたことを瞬時に書きとめたい。そして、必要な情報を整理して、ノートやデータに残したい」...こんな思いを抱いたことはないでしょうか。
そんなときは、メモの種類を「一時的なメモ」と「記録として残したいメモ」に分類し、それぞれの性質にあわせて「書かれるもの」を使い分けてはいかがでしょう。このうち、一時的なメモとしておすすめしたいのが「ジョッターメモ」です。
はじめて目にする方もいらっしゃるかもしれません。ジョッターという名前は、”jot down(さっとメモする)”に由来しています。その名の通り、すっと取り出してさっとメモすることに特化したアイテム。
メモ用紙は1枚ずつバラの紙を背面のポケットにストックしておき、表に新しい用紙を補充しながら使うしくみです。いわゆる「メモ帳」とは異なり表紙がないので、表紙やページをめくる必要がありません。書く前の動作が減るから、思い立ったらすぐに書く、が叶います。
また薄型なので身につけやすく、出し入れも簡単。必要な分だけ用紙を持つ構造で最低限の薄さに収まるから、ジャケットのポケットやバッグの平たいポケットからさっと取り出せます。一般的なメモ帳を使い進めていくとどうしても残る、綴じ部分の厚みが気になることもありません。
機会が多いにもかかわらず、瞬時にとるメモをどこに記すかは決まっていないものです。ノートの隅や資料の裏などいろいろなところに書いた結果、情報が散らばり欲しい情報を見つけるのに時間がかかったり、綴じノートに全ての情報を集めたために、情報が飽和して目的の情報が見つけられない... という経験をお持ちなら、ジョッターを用いてみてはいかがでしょう。
活躍するシーンはさまざまです。
集中してデスクに向かい、ふと浮かんだアイデアを走り書きしたいとき。リモート会議でチームスタッフの話を聞いている最中に次々に確認事項が浮かんだとき。タスクをふと思い出したとき。忘れぬうちに可視化すれば、後の作業がはかどります。
これらの情報には「残すべきもの」「手放すもの」がありますが、ジョッターなら1枚の紙にざざっとメモするスタイルだから、要・不要をぱぱっと取捨選択しつつ、必要な箇所に情報を移し整理することも可能です。確実に残すものはノートに書き写し、保留項目はノートの間に挟んだり、仮にノートに貼ったり。情報の仕分けまで、スマートかつスピーディに行えます。
個人ワークのみならず打ち合わせの場でも便利。
たとえば気心知れた仲間との打ち合わせで、アイデアをさっと書き共有するとき。その後は、ノートに貼って残すことも、相手にそのまま渡すこともできます。
活躍の場はリモート会議でも。図や表を描いて画面越しの相手に見せることで、小さなホワイトボードのように使えます。図表をぱっと描くことができるのも、アナログなメモならではのメリットです。
本体の程よい厚みと堅さが下敷きの役割をこなし、移動中でも立ったままメモしやすいのもポイント。とっさのアイデアメモとしてはもちろん、外出先で受けた電話の依頼内容を立ったままメモする時などにも便利です。電話対応中に同時進行でスマホにメモはできないから、アナログなメモをひとつ持っておくと安心です。
メモでありながら”事務用品”然としすぎない佇まいも魅力。機能的でありながら、お仕事のシーンをきりっと引き締めるような存在感がある名脇役です。
ビジネスの場で欠かせない紙資料。そんな必需品をもっとスマートに、丁寧に扱いたい時におすすめなのが、カラーチャートの「A4フォルダ」。本革を感じさせる質感と発色が美しく、しなやかな手ざわりのフォルダです。
紙資料は毎日の仕事ではもちろん、商談や会議などの場面では特に大切に扱いたいもの。このケースは、資料をいただく時もお渡しする時も情報を丁寧に扱うことができるアイテムです。
「クリアじゃないから内容が透けない」が最大のよさ。
「ボンデッドレザーファイバ※」でつくられ、全く透けないから、情報をきちんと守ります。デスクの上や会議室への移動中、不用意に情報をさらしてしまう心配がありません。
また、適度な厚みやしなやかさがあるから、資料をきれいな状態に保ちます。クリアフォルダで運んだ場合にたまに起きる、資料の折れ・曲がり。バッグがたわみ、書類がフォルダーごと折れてしまうアクシデントを避けられます。
※「ボンデッドレザーファイバ」は、皮革製品を製造する際に出る端材を有効活用したアップサイクル素材です。
フォルダそのものも、いつでも美しいビジュアルを保ちます。
プラスチック素材のクリアなフォルダを使う中で気になるのが、傷や割れ。簡単に傷がつき、美しいまま運ぶには注意を払う必要のあるクリアフォルダと異なり、軽い力で簡単に裂けたり、目立つ傷がついたりせずに美しさを保ちやすい。ビジネスアイテムとして心地よく使える上に、大切にしたい清潔感や信頼感までワンランクアップさせてくれる気がします。
このフォルダの活躍の場は、毎日の個人ワークでも。「透けないフォルダ」は、今こなしたいタスクだけに集中する環境をつくってくれます。
タスクやプロジェクトごとにクリアフォルダに仕分けされ、オフィスやお家の棚にストックされた紙資料。ここから、今日必要な案件を取り出し、透けないA4フォルダに一式収めます。そして、在宅勤務の日は自宅のデスクに、出社する日は会社に運びます。今日必要な物をひととおり認識することで、鞄の中も頭の中も整理されます。入っているのは今日のタスクだけだから、すべきことにしっかり向き合う姿勢が整います。
複数のプロジェクトが並行して進んでいると、ついつい雑念が頭をよぎり、なぜか集中しきれず気が散る時間がやってくることはありませんか。このとき役立つのが、透けないフォルダ。作業の際は「今、行うものだけ」を取り出し、他のものはケースの中に収めたままに。
気の持ちようかもしれませんが、今必要な情報だけが目に入るようにコントロールすることで、1つのことに集中して取り組む姿勢が整い、作業がはかどる効果が狙えるのです。
今回ご紹介したのは、いつものアイテムにプラスすることで、ありがちな悩みを解決してくれる名脇役たち。 物理的な使い勝手を向上させるだけでなく、仕事に向かう姿勢も整えば、働く時間がこれまで以上に充実した時間に変化するかもしれません。
COLOR CHART
カラーバリエーションがパワーアップした「カラーチャート」。上質な素材だからこそ際立つこだわりの色で、ビジネスツールをもっと自由にコーディネートしましょう。