B1
伊東屋 K.itoya 1904
2014.01.27
K.ITOYA B1 連載・保存額装 1
作品を安心な状態で末永く飾っておく為の、"保存額装"が最近注目され始めております。
最も大切なのは湿度です。
湿度は高すぎても低すぎてもいけませんが、これはそれぞれの環境によって違ってくるものなので、
ここではフレーム内をより理想的な状態にする為の方法を取り上げ、伊東屋がお薦めする保存額装に関して、
連載形式でご紹介してまいります。
額装品の断面図をご覧ください。
フレームの表面のアクリルから裏板まで、幾層にも分かれております。

作品を外環境から守り、経年変化による劣化を最小限に抑える為に必要なこれらの材料をひとつずつ取り上げ、
ご紹介してまいります。
例えば、表面の透明なカバー(グレージング)ですが、大きく分けてガラス製のものとアクリル製のものがあり、
保存額装の際にはアクリルをお勧めします。
このアクリルにも色々な種類があり、現在伊東屋では数種類のアクリルの中から選んでいただいております。
次回はこのアクリルに関して少し詳しくご紹介いたします。