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8F

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2017.06.22

G.Itoya8階 最高の道具で描く。ファーバーカステルアカデミー at Itoya 第1回 最高の道具とは

世界最古の鉛筆製造メーカーと言われているファーバーカステル。
その歴史は250年以上に及び、ドイツの小さな町・シュタインで始まった鉛筆製造は、
いまや世界中で知られるブランドとなっています。

1761年に創立者カスパー・ファーバー(1730-1784)が鉛筆の製造を開始したことが、
ファーバーカステルの鉛筆生産のはじまりでした。

もともと家具職人だったカスパー・ファーバーは、作業時の自らのニーズから鉛筆作りに転じ、
最初は地元商人との取引からスタートし、次第に彼の作る鉛筆はよく知られるようになりました。

その後代々事業を引き継ぎ、現在でもファーバーカステル伯爵家により経営されています。

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1851年、4代目当主のローター・ファーバー(1817-1896)は、
鉛筆全製品に"A.W.Faber"と刻印し、世界初のブランド鉛筆を誕生させました。
ブランド名を刻印して他社と区別し、筆記具にブランドという概念を持ち込んだのは、
これが初めてだと言われています。

また、今では一般的になった鉛筆の長さ、太さ、六角形の形、
HBやBなどの硬度の基準をつくり、現在の六角形鉛筆の基準を確立しました。
ローターは、生命保険会社の設立や幼稚園の原型となる託児所を設立するなど、
企業の社会保障制度の仕組みの先駆者でもありました。

このような功績が認められ、1862年にドイツ・バイエルン州の貴族(男爵)に任命されました。
こうしてファーバー家が伯爵家となったのです。


その後1898年、長女オリエッティー・ファーバー(1877-1944)は、
ドイツの最も古い貴族であったアレクサンダー・ツー・カステルリューデンハウゼン伯爵と結婚し、
両家を合わせた「ファーバーカステル家」という新しい伯爵家が誕生しました。

6代目当主となったアレクサンダー・ファーバーカステル伯爵は、A.W.Faber社の理念を引き継ぎ、
「ファーバーカステル」ブランドの確かな品質を、定着させることに尽力しました。

中世の騎士の馬上試合の様子をシンボルにした「ファイティングナイト」の新しいロゴは世界中で人気を博し、
「カステル9000番」の緑色の鉛筆は、今日もフラッグシップモデルとして君臨しています。

「世界で一番の品質の鉛筆を作り、世界で一番のブランドになる」という思いを込めて、
最高品質のグラファイトと木材を使用して作られる高い品質を誇る鉛筆。
飽くなき品質の追求と、自社製品への誇り。

また、木材を大量に必要とする鉛筆製造メーカーとして、
植林事業や安全な水性塗料の開発など、環境問題にも熱心に取り組んでいます。

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ファーバーカステルの画材には、実は大きく分けて3つのシリーズがあります。
お子様向けのPlay&Learning、ホビー向けのCreative Studio、
そしてアーティスト向けのArt&Graphicです。

プロフェッショナルラインのArt&Graphicは、フィンセント・ファン・ゴッホや
パウル・クレー、カール・ラガーフェルド等、歴史に名を残す偉大なアーティストやデザイナーが
ファーバーカステルの色鉛筆の豊かな色調を高く評価し、創作活動のパートナーとしてきました。
ゴッホは友人への手紙の中で、ファーバーカステルの鉛筆の素晴らしさを熱意を持って語っています。

高品質な顔料をたっぷりと含んでいるため、耐光性があり、何十年先、百年先まで色褪せることがありません。
色が保たれるという特徴は、アーティストにとって非常に大切なポイントです。

ファーバーカステルアカデミー at Itoyaの講義の中で使用するのは、アーティスト向けのArt&Graphicラインです。
深いグリーンの缶に入った鉛筆や色鉛筆、パステル...
眺めているだけでもうっとりしてしまうくらい美しい画材たち。

この画材を使って、どのような講義が行われるのか、次回じっくりとご紹介致します。

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