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2017.04.12

「花もようアート」 滝川 真由美さん 作家インタビュー

直径4ミリ、5枚の花びらから生まれた滝川真由美さんの花もようアート。

ただ今、G.Itoya2階で開催中のフェア「色インクとガラスペン」の会場で、
滝川さんの作品の一部を展示しています。

2017年4月15日(土)・16日(日)の2日間は、滝川さんが来店され、花もようアートの実演も行います。

実演開催日時
4月15日(土)・16日(日) 13:00~17:00 ※途中休憩あり
展示は4月25日(火)まで

滝川さんの作品制作に欠かせないのがインクとガラスペン。
このたび、「色インクとガラスペン」フェアの開催に伴い、滝川さんの作品の秘密に迫ります。
ガラスペンとの出会いから、「花もようアート」の制作について、これからのことをお聞きしました。

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■絵に興味を持ったのはいつ頃だったのでしょうか。

子どものころから、絵描きになりたい。絵で仕事をしたい。という夢を持っていました。
お絵かき帳が1週間で終わってしまうほど、時間さえあれば絵を描いている子供だったと聞いています。

叔父が油絵を描いていて、私が絵が好きなのを知って、よく上野などの美術展に連れて行ってもらっていました。
興味を持ったのはその頃からだと思います。


■本格的に絵を始めたのは。
幼少期以降、学生時代や大人になってからも絵を描くことは続けていらっしゃったのでしょうか。

絵も好きでしたが、子どもの頃はピアノを習っていたので、高校時代は、美術部と軽音楽部の両方に所属、
バンドではリードギター担当。当時は音楽と美術どちらも夢中でした。

美術の専門学校を卒業後、印刷会社に就職し、広告のデザインをしていました。

結婚後、家事と仕事とで忙しかったのですが、プライベートで常に絵は描き続けていました。
子どもと一緒にクレヨンでお絵かきをしていましたが、いつも自分のほうが熱中してしまうほどでした。
(そして現在、お孫さんとも一緒にお絵かきしているそうです)
主婦をしながらも、いつかは絵描きになる夢を叶えたいと、公募展には参加しつづけていました。


■ガラスペンとの出逢い。
その頃、使用していた画材や、絵の画題は何でしたか。

色鉛筆とパステルです。学生時代から使っていました。
画題は、当時から、今と変わらず動物が多かったです。動物が好きです。
特に、大きく強い動物が好きでよく描きます。
私の息子はとても動物に詳しくて、描くモチーフに悩むとよく相談をします。 
「ヘビクイワシ」も息子に教えてもらいました。
また、昔から、構図や色の使い方が日本人ぽくない。といわれることが多かったです。

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■そこから、ガラスペンを手にしたきっかけは何だったのでしょうか。

子どもに手がかかる時期には、なかなか絵を描く時間が持てませんでした。
更に生活が大きく変わり、絵を描くことが全くできない仕事中心の日々がしばらく続きました。
そして2013年5月 突然仕事を辞めざるを得なくなり、それをチャンスと考え
「今ならまた絵を始められる!」「チャンスかもしれない!」「ここでやらなければ後悔する!」と強く思ったのです。

特に先生に付いたりはせず、いろいろな人の絵を見たりして独学でまた描き始めました。
2年ほど、絵ばかりを描いて過ごしました。

誰かから注文が来て、それに沿って描くことはとても苦手で、自分が描きたいものを表現したいと思っていたのです。
当時から、"他の人がやっていないこと""自分にしか描けない世界"を探していました。

ガラスペンとの出会いは、必然だったと思っています。
2013年、ふと目にしたテレビ番組がきっかけです。
カラーのボールペンを使ってみたりもしていたのですが、色数も含め限界を感じ、
何を使おうか悩んでいた時、番組で紹介されていたガラスペンに衝撃を受け、すぐ購入しました。

あの番組を見ていなかったら、ガラスペンとの出会いはなかったので、いまの私は存在していません。


■ガラスペンの魅力は、何ですか。

初めはその扱いになかなか慣れず、ペン先を折ってしまい「高くつくなぁ」と思っていましたが、
町の文房具店でシピン(ドイツ製)のガラスペンに出会い、その描きやすさに惹かれました。

ガラスペンの一番の魅力は、まるで自分の指先で描いているように感じられること。
つっかかりがなく、ボールペンのようにインクが溜まることもない。

ガラスペンを持つと、ちょっとした緊張感が生まれ自然とスイッチが入るんです。


■色鉛筆・ドローイングインク・ガラスペンを使って
「花もようアート」が生まれたきっかけは。

あるとき「花模様かもしれない!」と思いつき、描いてみたのが始まりです。
基本の大きさは3~4ミリですが、作品に合わせて調整しています。
花びらが5枚なのは描き始めた頃から変わりません。

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■花もようアートの完成まで。

まずは色鉛筆で、色番まで細かく描いて、設計図のようなものを作って下書きを作成します。
そこから本番に入ります。

1日中作品に向かっていても筆が進まない時もあります。
けれど、「これを描ける人は私しかいない」と言い聞かせながら向き合います。


■2016年2月、イギリスでアートフェアに参加されました。その時のことを教えてください。

「日本イラストレーター協会」に所属しています。
協会のホームページからイギリスでの展示のはなしが届きました。

声がかかったとき、ことばの問題や費用面など、さまざまな不安から参加するかどうかとても迷いました。
そんなとき、英語の話せる親友が、「私がついていくから行きなさい。」と言ってくれました。
さらに、費用の面では、息子が助けてくれたのです。「今やらないと後悔するよ」と。
「その代わり、絶対有名になってね。」と応援してくれました。

イギリスに行ったことは、非常に良い経験となりました。
芸術に対する考え方に日本と大きな差があることも感じました。
ロンドンのチェルシータウンホールで開催「Parallax Art Fair」は金・土・日3日間の開催、
とても大きな会場で、1千人以上が集まったそうです。
ご家族が、その1年に自宅のリビングに飾る絵を選びに来ているようなところです。
そこでブースを借りて、3日間展示を行いました。

私はまだ無名で、誰かに作品を見てもらう機会なんて今までなかったのですが、
現地の人たちに「アメイジング!」と言ってもらって、驚かれたこと、それが大きな自信につながりました。
本当に行ってよかったです。

その後、テレビの取材を受けたり、いろいろな方と出会う機会が増え、
今では、メインの仕事が「花もようアート」になりました。


■創作の時間は、一日の中のいつ頃ですか。

構想をねるのは、お風呂の時間が多いです。悩んだらお風呂。
湯船に浸かっているとアイディアが思い立つことがよくあります。
そんなときは娘を呼んで、「紙とペン!」。
作業中のBGMは学生時代からずーーっと高中正義一筋!
夜は23時には寝ることにしていますが、朝は、気分がいいと5時から描いています。
1日中描いていても飽きません。やっぱり絵を描くのが好きです。

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■リラックスタイムの過ごし方は。

常に頭のどこかで絵のことを気にしていますが、週に1日土曜日を"まったく絵を描かない日"にしています。
それがあることで、より絵を描きたくなるのです。
リラックスタイムは料理。手早く、美しく仕上げます。
(お嬢さんに教えてもらったアプリで更に美しく撮影しインスタグラムにアップ。
スケジュール管理などもタブレットを使いこなしておられます)


■花や動物、人物などさまざま描かれていらっしゃいますが、これから描いてみたいものはありますか。

これからも、見た人が幸せになれるような、明るくなるような作品を描いていきたいと思っています。
年齢にかかわらず、小さな子どもが見ても、大人が見ても、「明るい絵っていいな」と思ってもらえる作品を長く長く、
年齢を重ねてもずっと描き続けていたいと思います。
そのために、毎朝30分のウォーキングも欠かしません。


■現在、G.Itoya2階で開催している「色インクとガラスペン」のイベントへの想いを教えてください。

ガラスペンは今とても注目されているので、その魅力、使い方を知っていただくきっかけになればいいなと思っています。

銀座という場所に作品を置いていただいていることを、とても嬉しく思っています。
ご来店いただいた方に、私の「花もようアート」も見ていただけたら嬉しいです。
実演も行うので、ぜひご覧ください。

滝川 真由美 花もようアート 実演イベント
開催日:4月15日(土)・16日(日)
時間:13:00~17:00 ※途中休憩あり

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~作家プロフィール~

滝川 真由美(たきがわ まゆみ)
神奈川県大和市出身
日本デザイン専門学校卒
日本イラストレータ協会所属

受賞歴
第4・5回0SM公募大賞 奨励賞
2013アートムーブ絵画コンクール 入選
第14回インターナショナルイラストレーターコンベンション 優秀賞
第39回現代童画展 入選

HP Mayumiのアトリエ